愛されていたと気づいたら

(※頂いたお花。画質がガビガビでかなしい)

少し前、約3年半アルバイト勤務をした職場の最終出勤日を終えた。小学校を除けば、人生で一番長く所属した組織だ。

ライフイベントに左右されがちな、女性の多い職場であることや、人間関係や業務そのものとの相性の良し悪しなど……おそらく他と変わらない理由で、ひとの入れ替わりもそれなりにあった。

元より自信のないわたしは、先輩方には「トロくて使えない」と、そしてわたしより後から入ったひとには「何を言っているのかわからない頼りないひと」と思われているかも……などと日々怯え、その不安の裏返しからくる自信満々な語り口を携え、一所懸命に業務をこなすようになったのだ。仕事を頑張れば、体調を崩しやすいことも、メンタルにムラがあることも、そして言動がちょっぴりまともでないことも、少しは受け入れてもらえるはず。居場所を作らなければ!と考えた。

そうしたら、いつの間にか叶っていたようなのだ。わたしが一人で怯えていただけで、想像よりも受け入れてもらっていたと感じる。退職のときになって気づくのは皮肉だが、人生そういうものかも。もらった寄せ書きを読んでいたら、涙がぽろぽろとこぼれていた。嫌なことも結構あったけれど、好きな職場だったんだな~と、辞めた今だから余計に強く思うのか。

 

そして今はまた、新しい職場で四苦八苦している。「トロくて使えない」と思われないように、なんとかしがみついている。わたしの性格上、これは一生治らない気がするが、前の職場で色々ありつつも面白がって?もらえていたことが、力になっているように思う。前職場のみなさま、本当にお世話になりました。ほとんどのひとに届かないけれど、深くお礼申し上げます。